勉強法

読解力を身に着けるための3つのポイント


    こんにちは、江戸川区船堀・小松川の高校受験・大学受験塾「自立型学習塾フロンティア」です。

    今日は「読解力」をテーマにお話ししたいと思います。
    少し長くなってしまいましたが、「国語(現代文)なんて日本語だから勉強しなくても何とかなる」と思っている人にも是非読んでほしいと思います。

    「読む」と「理解する」の差

    現代文は日本語を読むことができれば(漢字の読みが分からないといったケースは除いて)ほぼ100%の人が「読むことができます」。
    しかし、それは「理解する」ことができているのでしょうか?

    簡単な文章だけど…?

    たとえばリーディングスキルテストという全国の中学校・高校で行われた問題を例に見てみましょう。
    あなたも是非解いてみてください。

    以下の文を読みなさい。

    Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。

    この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

    Alexandraの愛称は(    )である。

    ①Alex ②Alexander ③男性 ④女性

    さて、あなたは何番を選びましたか?

    読めても意味を理解できていない

    簡単な問題ではあるのですが、この問題の中高生の正答率は下記の通りです。

    <中学生>
    全国中学生 37.9%
    ・中1:23.5%
    ・中2:30.6%
    ・中3:51.4%

    <高校生>
    全国高校生 64.6%
    ・高1:64.9%
    ・高2:68.0%
    ・高3:57.1%

    実に半数近くの生徒が間違っているのです。

    この問題文は決してみんなが知らないような単語が出ているわけでもなく、英語の文章というわけでもありません。
    それなのにこの正答率です。
    それが受験で出題されるような文章となったらどうなるのか…
    上記の正答率よりも下がってしまうことは想像に難くありません。

    ちなみに、グラフ(これも非常に簡単なものですが)が出てくる問題はもっと正答率が下がります。
    センター試験(英語)のグラフの読み取りができない人の多さを見れば納得ですが…
    ※問題と正答率はこちらから
    (記事の中ではリーディングスキルテストについてより詳細に書かれています。実は大人も上記と同じように正しく文章を読み取れていないという衝撃の事実も掲載されています。)

    文章の意味を正確に捉える(読解力をつける)には

    では、文章の意味を正確に理解するにはどうしたら良いのでしょうか。
    文章を正しく読み取るためには大きく分けて以下の3つのことが必要になってきます。

    1.論理的に読む癖をつける
    2.語彙力を身に着ける
    3.スキーマを身に着ける

    1.論理的に読む癖をつける

    論理的に文章を読むことは文章の要点をつかむことと同義です。

    たとえば以下の文章の要点をまとめるとどうなるでしょうか。

    ふいに壁の鳩時計が、かわいらしい音色で鳴り出した。

    文の要点とは主語・述語であり、特に述語に強調したいポイントが来ます。
    ですので、この文章の要点は

    鳩時計が(主語)鳴り出した(述語)

    となります。(当塾で導入している論理netのガイドブックより抜粋しました。)

    こうした一文の正確な理解をすることによって文章を正確に理解することができるようになるのです。

    2.語彙力を身に着ける

    これが読解力を身に着ける上で真っ先に浮かんだという人も多いのではないでしょうか。
    確かにある程度の語彙力は必要です。
    しかし難しい言葉やたくさんの言葉を知っていれば、それだけで正確に文章が読めるようにはならないというのは、これまでのところでお分かりいただけたと思います。

    そうした前提がある上で、身に着けるべき語彙について見てみると実は必要な語彙はそれほど多くはありません。
    高校受験レベルであれば教科書レベルを、大学受験であれば現代文キーワードなどのキーワード系の参考書を一冊やり、あとは問題で出てきたものをその都度確認すれば十分です。

    ちなみに、よく「英語の文章が読めないのは単語を知らないからだ」という人がいますが、それがすべてではありません。
    英語の文章が読めない理由の大半は、読解力不足(前後の文章のつながりが分かっていない)と文法を理解できていないことに起因します
    (このことについてはまた改めてまとめたいと思います。)

    3.スキーマを身に着ける

    スキーマという言葉はあまり馴染みがないかもしれません。

    スキーマとは

    ①データベースで,論理構造や物理構造を定めた仕様。
    ②新しい経験をする際に,過去の経験に基づいて作られた心理的な枠組みや認知的な構えの総称。
    <Weblio辞書より>

    ということで、ここでは②の意味で使用しています。

    もっとわかりやすくするために例を挙げてみましょう。

    黒い服を着た人たちが集まって、みんな暗い顔をしたり、泣いたりしている。

    この文章だけでどんな場面かなんとなく察しが付く人は多いのではないでしょうか。
    そう、お葬式の場面です。
    これだけの文章(描写)でお葬式の場面だと分かるのは、私たちが前提となる知識・お葬式に対する概念(スキーマ)を持っているからに他なりません。

    これが例えば全く知らない国の慣習や専門的な文章だったら背景知識が全くないために何が書かれているのか読むことはできても何を言っているのか全く理解することはできないでしょう。

    こうしたスキーマを身に着けるためにも様々な分野に触れ、直接その教科には関係なさそうな知識にも触れておく必要があります

    まとめ

    読解力とは正確に文章の意味を捉える力のことで、読解力を身に着けるためには以下の3つの力をつける必要があります。

    ・文章を論理的に読む力
    ・語彙力
    ・スキーマ

    自分が思っているよりも文章を正確に理解できていない人が多いので、まずは是非一文の意味を正確に捉えることを意識して学習するようにしてみましょう。


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