こんにちは、船堀の塾「自立型学習塾フロンティア」です。
最近急に暑くなりましたね。とはいえ、まだ夜はそれなりにひんやりしますね。
みなさん、くれぐれも風邪には気を付けてください。
(実は私は風邪をひいてしまったのです…喉が痛くて大変です…)
計算ミスをする理由
そもそもなぜ計算ミスをしてしまうのでしょうか。
理由は大きく分けて2つ考えられます。
1.計算過程を複雑にしてしまっている
小数の計算や分数の計算での間違いが多いという人は、シンプルにできるはずの計算をかえって複雑にしてしまっている場合があります。
例えば68+37+12+43のような計算をする場合、そのまま順番に解いてひっ算で解くようなことになっていませんか?
上記のような問題ではちょっとした工夫で暗算レベルの計算にすることができます。
上記の問題れあれば、(68+12)+(37+43)の形にすることで80+80=160と簡単に計算することができます。
このような計算の工夫はこれ以外にもたくさんあり、こうしたできるだけシンプルに計算を行う工夫を身につけることによってミスを防ぐことができます。
下記で計算の工夫を身につけるための参考書をご紹介しているので、そちらも是非参考にしてみてください。
2.時間に追われて焦っている
普段一人で勉強しているときは計算ミスがないのに、試験本番になるとミスが増えてしまうという人はこのパターンです。
焦ってしまう理由としては、いつも試験時間内に問題を解き終わることができていない(問題を解くのが遅い)場合や、いつも時間が足りないわけではないのになぜか焦ってしまう場合などがあります。
解くのが遅い場合にはなぜ遅いのかを更に探る必要があります。
問題を解くための道筋がすぐに浮かばないから遅いのか、計算過程を複雑にしてしまっているのか、単純に計算が遅いのかを確認していきます。
また、問題を見てどう解いたらいいのか考える時間が長いために時間が無くなっているのだとしたら、その単元の理解や演習が不十分ではないかを確認していきます。
3.計算ミスを軽く考えている
あなたは計算ミスが起こったときにどのように対応していますか?
解答を確認して「なんだ計算ミスか」とミスが発覚してそのままにしていませんか?
計算ミスでなくす1点も問題の解き方が分からなくて落とす1点も同じ1点です。
計算ミスが発覚したのであれば次は同じことを繰り返さないようにどうしたら良いのか対策を考えていくことが重要です。
実際には計算ミスで失う点数は1点どころではないはずです。
計算ミスをなくすことは解けなかった問題を解くよりも効率よく点数をアップさせることができます。
計算ミスに対する認識を改めるようにしましょう。
計算ミスをなくす方法4つ
それでは計算ミスをなくすためにはどうしたら良いのでしょうか。
1.字は大きく・丁寧に書く
これは数学に限らずなのですが、字はなるべく大きく丁寧に書くようにしましょう。
よく女の子で多いのが、字がものすごく小さいパターンです。
以前、文字が1行の3分の1程度の大きさしかなく何が書いてあるのか読めないという生徒さんもいました。
これでは後から見直す時にどこで間違えたのか探すのも難しいですし、そもそも正しく採点されるかも怪しいです。
またこれは男の子に多いのですが、数字が雑な場合も計算ミスが多くなってしまいます。
特に1と7や、6と0など似ている数字は計算ミスの元です。
この他、ひっ算や分数の約分など少し小さめに字を書く部分も間違いが多発します。
そういった部分は特に丁寧に後から見てもすぐに分かるように書く癖をつけます。
2.数をこなす
少し力業な気もしますが、何度も計算練習をこなすというのは十分有効です。
単に計算に慣れるということもありますが、計算のパターンを覚えたり自分の計算ミスのパターンに気付くことができたりといったメリットもあります。
3.速さを意識する
計算ミスが多い人に対して「間違えないようにゆっくり丁寧に計算していこう」と指導されることも多いのですが、計算ミスをする人はゆっくり計算しても間違えます。
ゆっくりでも計算ミスしてしまうのは、1回1回の計算に精いっぱいで余裕がないからなのですが、その余裕を作ってあげるためにも計算スピードを上げる必要があります。
少なくとも基本の九九はすぐに答えられるレベルにしておきましょう。(7×6を答えるために毎回7×1から順にやっていたのでは当然時間はありませんよね。)
計算スピードが速くなると、間違えやすいところはゆっくり解いたり解きなおしたりする時間ができるので、計算ミスを減らすことができます。
4.計算の工夫を身につける
計算過程をできるだけシンプルにすることによって計算ミスを防ぐことができるだけでなく、問題を解く時間の短縮にもつながります。
計算に特化した参考書としては下記のものがオススメです。
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小学生には中学入試向けですが『中学入試計算名人免許皆伝』、中学生・高校生には『計算力トレーニングシリーズ』が良いでしょう。
特に高校生向けの『計算力トレーニング』は数ⅠAやⅡBなどの各単元の計算が扱われているので、なかなか計算が速くならないという人にもおすすめです。
まとめ
計算ミスをなくすためには以下の4つの方法を試してみると良いでしょう。
1.字は大きく・丁寧に書く
2.数をこなす
3.速さを意識する
4.計算の工夫を身につける
この4つの方法を試してみても計算ミスがなくならない!という場合は、ぜひご相談ください!