数学ができるようになるには?計算編

こんにちは、船堀の塾「自立型学習塾フロンティア」です。

英語が苦手な人と同じくらい多いのが数学が苦手な人です。
そこで今回は数学が少しでも得意になるように勉強法をまとめたいと思います。

数学といっても分野は様々ですし、出題される問題も計算問題や文章題、図形の問題など様々なので、今回は数学の基礎ということでその中から計算についてまとめたいと思います。

1.まずは公式・計算のルールを確認する

数学がとても苦手な生徒さんの場合、まず公式と計算のルールを覚えていないケースが非常に多いです。
ですので、まずは公式と計算のルールを改めて確認しましょう。

公式は(三角形・円などの)面積を求める公式、因数分解、三平方の定理など教科書に出てくるレベルで十分です。

計算のルールは基本的なことですが、分数の通分の仕方や約分の仕方、式全体に掛けたり割ったりするときのルールです。
基本的なところですが意外と間違えて覚えていたり忘れてしまっていたりすることが多いので、あらためて確認しておきます。

2.とにかく演習

数学の計算分野に関しては「習うより慣れろ」の精神でどんどん演習を繰り返し、演習の過程で公式を覚えていくぐらいでちょうど良いです。
とはいえ、適当な計算を繰り返しても意味がないので、計算の途中式は省略せず丁寧に書き、計算ミスがあった場合にはどこをミスしたのかを確認するようにします。

また、公式を覚えていない最初のころは公式を確認しながら解いてもかまいません。
何度も公式を見ながら解いているうちに自然と覚えていきます。

3.計算過程の書き方・工夫

数学の計算で点が取れない人の特徴として、計算ミスが多いというのがあげられます。
中には計算の仕方が分からなかったり公式が分からなかったりして取れなかった点数よりも、計算ミスで落とした点数が多い人もいます。
そのため、数学でまず何よりも意識しなければいけないのは計算ミスをしないことです。

計算ミスをなくすためには以下のことに気を付けます。

・計算過程は省略せずに書く
・文字はなるべく大きくはっきりと書く
・計算式は簡単にする

計算過程を省略せずに書いたり、文字を大きめに書いたりといったことはすぐに取り組むことができると思うのですが、計算式は簡単にするというのは少しだけコツが必要です。
計算式を簡単にするには

・なるべく数字を小さくする
・割り算は掛け算にする(例:÷2なら×1/2にする)
・まとめられるところはまとめる

を意識します。

たとえば以下のようになります。

a=5,b=3/4のとき、(2a-6b)-5(a-3b)の値

一気に代入すると計算が複雑になるので、まずは与えられた式を簡単にします。
(2a-6b)-5(a-3b)
=2a-6b-5a+15b
=(2-5)a+(15-6)b
=-3a+9b
=3(-a+3b)←3でくくると( )内がより簡単になります
ここで初めてa=5,b=3/4を代入するのですが、( )内のみを先に計算します。
-a+3b
=-5+3×3/4
=-5+9/4
=-11/4
( )内は既に計算済みなので最後にここに3を掛けて答えになります。
3×(-11/4)=-33/4

数学が苦手な人は最初から代入してしまうので時間がかかる上に計算ミスがおきる原因になってしまいます。
また、今回のような問題はパターンとして覚えている人も多いのですが、この考え方は今回のような問題以外にも使えるので是非覚えておきたいところです。

まとめ

数学で点数が伸び悩んでいる人の多くが計算ミスで点を落としています。それがなくなるだけで大きく点数を上げることができます。
また、文章題でも図形問題でも必ずどこかで計算は入ってくるので、計算はなるべく簡単に、ミスのないようにできるように練習をしておきましょう。

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