個別指導塾のアルバイト講師-メリット・デメリットー

こんにちは、船堀の塾「自立型学習塾フロンティア」です。

今更ですが、フロンティアは小さな塾なので全員を塾長である私が指導させていただいています。
ですので、フロンティアは大学生のアルバイト講師はゼロです。

以前勤務していた個別指導塾はよくある大学生アルバイトが講師として指導する形式の塾だったのですが、今回はその私の経験を元に個別指導塾での大学生アルバイト講師のメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
今回の記事が塾選びの参考となれば幸いです。

大学生アルバイト講師のメリット

1.生徒と年齢が近いので話しやすい

これが大学生アルバイトが指導する場合の一番のメリットではないでしょうか。
生徒さんの中には塾の先生というだけで委縮してしまって思うように話せなくなる人もいます。
その点年齢の近い大学生アルバイトであれば近所のお兄さんお姉さん的な存在となって話しやすく、リラックスして授業に臨むことができます。

2.体験談を聞きやすい

社員の塾講師は知識や過去の生徒の情報をもとに生徒さんとお話しすることが多いですが、一番生徒さんの納得度が高いのは自分たちの先輩の経験談です。
同じ内容を話していても「オトナ」である社員の講師が話すよりも、同じ目線で話してくれる「先輩」の意見の方が受け入れやすいようです。
これは身近な人の具体例が聞けるという良い面がある一方、情報が偏ってしまう(経験ベースの指導しかできない)というデメリットもあります。

大学生アルバイト講師のデメリット

1.指導方法が確立されていない

大学生アルバイト講師は自分の受験勉強の経験を元に生徒に対して指導することになります。
ですので、同じ塾であっても人によって指導する勉強法が異なるので、先生が変わるたびに違う勉強法を指導されて混乱してしまうという生徒さんもいらっしゃいます。

2.授業がなあなあになってしまうことも多い

大学生アルバイト講師は良くも悪くも生徒と距離が近いので、友達感覚になってしまう生徒さんも少なからずいらっしゃいます。
そうすると授業の時間になっても関係のない私語に時間を費やしてしまって、肝心の勉強が進まないということもあります
(もちろん生徒さんと打ち解けるためにそういった話をすることもありますが、限度はありますよね。)
これだと塾に通って勉強した気持ちになっているだけで全く意味がなくなってしまいますので、塾に通ってからも注意したいところです。

3.実際教えている人と面談などを行う人(担当)が別になってしまう

多くの塾では入塾する際に面談があったり節目節目で面談があったりすると思うのですが、実際に自分自身で指導していないとどうしても数字や指導報告書の内容(やアルバイト講師から聞いた内容)を元に面談を進めることになってしまいます。
確かに模試などの結果(データ)を元に学習計画を立てるのも大切なことなのですが、もっと細かいこと(どういう間違いが多いのか、問題を解くときの癖など)は実際に指導している人の方が分かるのでより精度の高い学習計画や指導をすることができます。

まとめ

大学生アルバイトの講師は生徒さんも話しやすく打ち解けやすいという良い面もあるのですが、指導の面だけを考えると決して良い面だけではありません。
ぜひ良い面も悪い面も踏まえた上で塾選びをしていただければなと思います。

ここからは余談なのですが、正直なところ、大学生アルバイトが指導する個別指導塾であれば大手も中規模・小規模の塾もあまり変わらないと思います。
(もちろん大手の方が施設面では優れているかもしれませんが、指導面に関して言えばほとんどの塾が大学生アルバイトが指導することになるので結局は担当する大学生アルバイト次第になってしまいます。)
いずれにせよ、塾名で選ぶのではなくしっかりと塾の中身を見て選ぶようにしたいですね。

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